韓国の人気女優ペ・ドゥナが主演を務める新作映画『ラブ・バグ(Love Bug)』(原題:사랑의 바이러스)が、2025年6月の公開に向けてティーザー映像を初公開しました。共演にはソン・ソック、チャン・ギハ、キム・ユンソクといった実力派俳優たちが揃い、ユニークで風刺的なラブストーリーが展開される予定です。
“恋のウイルス”が引き起こす、予想外の連鎖反応
物語の主人公は、ペ・ドゥナ演じる平凡な女性“ハヨン”。彼女は自分でも気づかないうちに、接触した男性たちに“恋のウイルス”を感染させる特殊な体質を持っています。しかも、そのウイルスに感染すると、対象者は彼女に一目惚れし、人生をめちゃくちゃにしてしまうという副作用つき。
「あの人と出会ってから、世界がまるで違って見えるんだ」
— ティーザー映像で語られるソン・ソックのモノローグより
笑いあり、混乱あり、そして時には切なさも交差する展開で、ラブコメディの枠を超えた作品に仕上がりそうです。
ソン・ソック、チャン・ギハ、キム・ユンソクが“被害者”に?
本作では、ソン・ソックがハヨンに出会った瞬間からすべてを投げ打って彼女を追いかけ始めるIT企業のエリート役を熱演。さらに、チャン・ギハは彼女のストーカー的ファン、キム・ユンソクは年上の文学教授という三者三様の“感染者”を演じ、各キャラクターの暴走っぷりが物語を加速させていきます。
「気づいたら、僕の人生が彼女中心になっていた」
— キム・ユンソクの台詞が示す、ウイルスの“症状”の深刻さ
彼らの変化に対する周囲の反応も描かれ、恋愛感情の強制性や社会的な距離の曖昧さといった現代的テーマも内包されています。
独特なユーモアと社会風刺に期待高まる
監督は『人間失格』や『ファーザーズ』などで知られるユン・サンホ。本作では恋愛をウイルスに喩えることで、愛の本質や人間関係の不条理さを風刺的に描いています。
ティーザーは80年代風の音楽とビビッドな色彩を使った演出が印象的で、レトロ×モダンの融合による斬新な映像世界も見どころの一つです。
編集部コメント
これは“ただのラブコメ”じゃないぞ!ペ・ドゥナのナチュラルな魅力と、男たちの振り切れた演技がすでに面白すぎる予感しかしない。しかも「恋がウイルス」って発想が今の時代にハマりすぎてて、シニカルだけど笑えるし、たぶんちょっと泣ける系。社会風刺や人間観察の視点もあるから、見終わったあと語りたくなる作品になるかも。6月の公開が待ち遠しい!